📖 USER MANUAL

Knowledge OS
使い方ガイド

知識を貯め、AI担当者を育て、業務プロンプトに変換するツールの使い方をわかりやすく説明します。

⚠️ Knowledge OSは無料で提供しています。AIの出力はあくまで参考情報です。利用はすべて自己責任でお願いします。法的・税務・医療等の最終判断は必ず専門家にご確認ください。
1
Knowledge OSとは
3ステップで業務AIを作るツール
📦
Vault
業務知識を
メモとして蓄積
🤖
Agent Trainer
AI担当者の
役割・ルールを設定
Prompt Builder
業務用プロンプトを
自動生成
🚀
AI実行
Claude・ChatGPT・
Ollamaで実行
🦙
Ollama連携:Agent TrainerからVaultの知識をOllamaのカスタムモデルとして直接登録できます。社内サーバーで動く「事務所専用AI」がボタン1つで作れます。
💡 こんな課題を解決します
  • ✓ 毎回同じ説明・整理をAIに任せたい
  • ✓ プロンプトを毎回書くのが面倒
  • ✓ 出力の質を安定させたい
  • ✓ 業務知識をAIに覚えさせたい
  • ✓ 情報漏洩なしでAIを使いたい(Ollama連携)
🎯 こんな方におすすめ
  • ✓ 士業・専門家(司法書士・税理士・社労士等)
  • ✓ 不動産・保険・医療の現場スタッフ
  • ✓ 顧客対応・問い合わせ業務が多い方
  • ✓ 事務所・チームでAIを統一利用したい方
  • ✓ AIを使いたいがプロンプトが苦手な方
ℹ️
Knowledge OSはブラウザだけで動作します。インストール不要・無料で使えます。データはお使いの端末のブラウザ内にのみ保存されます。
2
Vault(ボルト)
業務知識を蓄積する「知識の箱」
📦 Vaultとは

Vaultは業務知識・ルール・テンプレート・FAQをメモとして蓄積する場所です。ここに入れた知識が、AI担当者の「頭脳」になります。Vaultの質が、AIの出力の質を決めます。

メモの種類

📝 知識メモ

業務知識・フロー・注意事項など。最もよく使う種類。

❓ FAQ

よくある質問と回答のセット。顧客対応に活用。

📋 テンプレート

メール文・書類の雛形。{}で差し替え箇所を明示。

メモを書くときのポイント

1

タイトルを具体的につける

「注意事項」より「顧客への説明で気をつけること」のように具体的なタイトルにするとAIが参照しやすくなります。

2

ピン留めを活用する

重要なメモはピン留めしておくと、AI実行時に優先的に参照されます。事務所情報・基本ルールはピン留め推奨です。

3

禁止事項・判断基準を明記する

「やってはいけないこと」「断定してはいけないこと」をメモに書いておくと、AIの出力がより安全になります。

4

サンプルデータを読み込んで始める

業種別のサンプルデータが用意されています。まず読み込んで、内容を自分の事務所に書き換えるのが最も早いスタート方法です。

⚠️
データはブラウザ内(IndexedDB)にのみ保存されます。定期的に「メニュー → 書き出し → Vaultを書き出す」でバックアップを取ることをお勧めします。
3
Agent Trainer
AI担当者の役割・ルールを設定する
🤖 AI担当者とは

AI担当者は「この業務に特化したAIの設定」です。役割・判断基準・出力ルール・禁止事項を定義することで、毎回安定した出力が得られるようになります。

設定項目

📌 基本情報
  • AI担当者名 例:初回相談サポートAI
  • 業務カテゴリ 例:相続登記
  • 役割 何をする担当者か
  • 口調・スタイル 例:丁寧・わかりやすい
⚙️ 動作ルール
  • 判断基準 AIが守るべき判断のルール
  • 出力ルール 出力形式・構成
  • 禁止事項 絶対に言ってはいけないこと
  • 人間確認が必要な場面 エスカレーションの条件

AI担当者の作り方

1

「VaultからAI担当者案を作る」を使う

Agent Trainer画面の「VaultからAI担当者案を作る」ボタンを押すと、Vaultのメモをもとに自動でAI担当者の設定案が作られます。まずここから始めるのがおすすめです。

2

参照するノートを選ぶ

「使う知識」セクションで、このAI担当者が参照するVaultのノートにチェックを入れます。関係するノートだけを選ぶことで出力の精度が上がります。

3

禁止事項・人間確認を必ず設定する

「断定しない」「税額を言わない」など、AIに言わせてはいけないことを明記します。これが安全なAI活用の核心です。

4
Prompt Builder
業務用プロンプトを自動生成する
⚡ Prompt Builderとは

Agent TrainerでAI担当者を設定し、Prompt Builderで入力フォームに相談内容を入力するだけで、Vault知識を含んだ完全なプロンプトが自動生成されます。

使い方

1

1. Agentを選択する

作成済みのAI担当者を選択します。

2

2. Prompt Templateを選択する

用途に応じたテンプレートを選択します。「ヒアリング後の顧客情報整理」「初回相談後の案内文作成」など。

3

3. 入力フォームに相談内容を入力する

顧客名・相談内容・特記事項などを入力します。箇条書きでも構いません。

4

4. 「プロンプトを生成」を押す

Vault知識・Agent設定・入力内容が組み合わさった完全なプロンプトが生成されます。

5

5. AIで実行する

「Claudeで実行」「ChatGPTで実行」「Ollamaで実行」のいずれかで実行します。設定が完了していない場合は「コピー」して外部AIに貼り付けてください。

入力は箇条書きで十分です。Vaultに業務知識が蓄積されていれば、入力に書いていない論点もAIが自動で拾ってくれます。
5
AI実行
Claude・ChatGPT・Ollamaに直接送信して実行
🤖
Claude
Anthropic
  • 高精度な文書整理・分析
  • 日本語対応が優秀
  • APIキーが必要
  • 情報は外部サーバーに送信
💬
ChatGPT
OpenAI
  • 幅広い用途に対応
  • GPT-4oを利用
  • APIキーが必要
  • 情報は外部サーバーに送信
🏠
Ollama
ローカルLLM
  • 情報漏洩ゼロ
  • APIキー不要
  • 社内サーバーで運用可能
  • 別途サーバー構築が必要
ℹ️
機密情報を含む案件はOllama(ローカル)、通常業務はClaudeやChatGPTという使い分けができます。設定は「設定」画面から変更できます。

🔍 参照知識・判断基準の可視化

Agent Trainer のカード表示

各AI担当者のカードに、以下の情報が表示されます。新人・引き継ぎ先が「このAIがどの知識をもとに動いているか」を一目で確認できます。

参照ノート数
例:ノート 6件を参照
判断基準の件数
例:判断基準 4件
人間確認ポイント
例:人間確認 4場面(オレンジ色で強調)
Prompt Builder の「選択中のAgent」パネル

Prompt Builderでエージェントを選択すると、以下の3つのセクションが表示されます。

1

このAI担当者が参照している知識

参照しているVaultのノートがリンク形式で一覧表示されます。クリックするとVaultのそのノートに移動できます。

2

このAI担当者の判断基準

Agent Trainerで設定した判断基準が箇条書きで表示されます。AIがどのルールで動くかが確認できます。

3

人間が確認すべき場面

オレンジ色で強調表示されます。新人でも「AIに任せてよい部分」と「人間が確認すべき部分」が一目でわかります。

新人教育・引き継ぎに活用:ベテランの判断基準をVaultに蓄積し、AI担当者に設定しておくと、新人でもこのパネルから「このAIはどの知識をもとに、どんな判断基準で動いているか」を確認できます。

📥 AI実行結果を知識候補として保存する

保存分類を選んで保存する

「ノートとして保存」ボタンを押すと、保存分類を選ぶダイアログが表示されます。分類を選んで保存することで、AI実行結果が整理された知識としてVaultに蓄積されます。

📁 保存分類の種類
  • ✓ 事例として保存(デフォルト)
  • ✓ FAQ候補として保存
  • ✓ 業務マニュアル候補として保存
  • ✓ 顧客対応テンプレートとして保存
  • ✓ 注意点・リスクとして保存
  • ✓ プロンプト改善材料として保存
💡 こう使うとVaultが育つ
  • ✓ よくできた説明文 → 文例として保存
  • ✓ 整理された回答 → FAQ候補に保存
  • ✓ 注意点のまとめ → 注意点として保存
  • ✓ 出力が微妙だった → 改善材料として保存
使うたびにVaultが育ちます:AIを使う → 結果をVaultに保存 → 次の実行に使われる。この循環でVaultの知識が積み上がっていきます。

📝 ノートから直接AIを使う

📝 ノートから直接AIを使う

各ノートの「あとでAIに使える」ボタンから、そのノートの内容をAIで処理できます。

📝 このメモを要約する

メモの内容を300字程度で要約します

🔍 関連する知識を整理する

重要ポイントを箇条書きにまとめます

✉️ メールの下書きを作る

メモの内容をもとにメール文を作成します

📋 報告書・提案書の下書きを作る

メモの内容をもとに文書の下書きを作成します

⚠️
「あとでAIに使える」機能はAPIキーの設定が必要です。設定画面でAPIキーと送信方式を設定してからご利用ください。
6
Ollama連携(ローカルLLM)
事務所専用AIをボタン1つで作る
🦙 Ollamaとは

Ollamaは自分のPC・社内サーバーでAIを動かす仕組みです。情報が外部に送られないため、顧客情報・機密情報を含む案件でも安心してAIを使えます。Knowledge OSのVaultをOllamaのカスタムモデルとして登録することで、事務所の知識を学んだ「専用AI」が社内で動くようになります。

✅ Ollamaのメリット
  • ✓ 情報漏洩ゼロ(外部送信なし)
  • ✓ APIキー不要・追加費用なし
  • ✓ インターネット不要で動作
  • ✓ 社内の全PCで共有できる
  • ✓ 事務所専用AIとして動く
⚠️ 注意点
  • ✓ サーバーの準備が必要(RAM 16GB以上推奨)
  • ✓ Claude・ChatGPTより精度は低い場合がある
  • ✓ 初期セットアップにIT知識が必要
  • ✓ モデルのダウンロードに時間がかかる

🦙 Ollamaにプッシュ機能

ボタン1つでカスタムモデルを作成

Agent Trainer画面の「🦙 Ollamaにプッシュ」ボタンを押すだけで、VaultとAgent設定がOllamaのカスタムモデルとして登録されます。

1

Agent Trainerを開く

プッシュしたいAI担当者を選択します。

2

「🦙 Ollamaにプッシュ」を押す

モーダルが開きます。ベースモデルと登録モデル名を確認します。

3

ベースモデルを選ぶ

llama3.2(推奨・バランス型) llama3.2:3b(軽量・高速) elyza:8b(日本語特化) llama3.1:70b(高精度・要大容量)
4

「プッシュ開始」を押す

Vault知識+Agent設定がModelfileに変換され、Ollamaサーバーに登録されます。

5

完了・モデル名を設定画面に反映

完了後「設定画面でモデル名を設定する」を押すと、Prompt BuilderからそのモデルでAIを実行できます。

社内サーバーで複数PCから使う

📡 LAN内の全PCで共有

社内サーバー1台にOllamaをセットアップすれば、社内の全PCからブラウザ経由でKnowledge OSのAI機能が使えます。

社内サーバー(Ollama + Open WebUI) ↓ LAN経由(http://サーバーIP:3000) PC1・PC2・PC3...(ブラウザだけでOK)
ℹ️
Ollamaサーバー側で OLLAMA_HOST=0.0.0.0OLLAMA_ORIGINS=* の設定が必要です。

推奨スペック(サーバー)

最小構成
RAM 16GB
CPU 8コア
llama3.2:3b
推奨構成
RAM 32GB
CPU 8コア以上
llama3.2:8b
🚀
高精度構成
RAM 64GB+GPU
llama3.1:70b
elyza:70b
🤖
AI活用機能
Knowledge OSをAIで使い倒す — 全機能の全体像と使い分け
💡 Knowledge OSは「AI活用の母艦」です

ノートを書くだけでなく、蓄積した業務知識をさまざまなAIツールで使える形に変換できます。用途に合わせて5つのAI活用ルートがあります。

Knowledge OS のAI活用ルート
🧠
Knowledge OS
Vault・Agent・ノート
🦙
Ollamaへプッシュ
ローカルAIに直接組み込む
🔗
AI Gatewayへ登録
RAGで大量知識を検索
🟣
Claude Skill出力
Claude / Cursor向けファイル
💚
GPT Project出力
ChatGPT Projects向けファイル
📝
Prompt Builder
その場でAIに実行させる

① Ollamaへプッシュ

🦙 ローカルAIを「業務専用AI」に仕立てる

VaultのノートをSystem Promptとして組み込み、Ollama上に専用AIモデルを作成します。一度登録すれば、インターネットなしでその業務専用AIとして使えます。

✅ 向いている用途
  • ・小規模Vault(ノート数が少ない)
  • ・特定業務に特化したAI
  • ・オフライン・社内ネットワーク利用
  • ・機密情報を外部に出したくない
💡 メリット
  • ・完全ローカル動作
  • ・専用AIとして名前をつけて管理
  • ・API費用がかからない
⚠️ 注意点
  • ・ノート内容がすべてSystem Promptに入る
  • ・Vaultが大きいと不向き
  • ・知識の検索(RAG)はしない
ℹ️
仕組み:ノート内容 → System Prompt → Ollamaにモデル登録。ノートが10〜20件程度の小さいVaultに最適です。ノートが多い場合は「AI Gateway」の方が向いています。

② AI Gatewayへ登録

🔗 大量の業務知識を「検索して使う」

VaultのノートをEmbedding(意味ベクトル)に変換してChromaDBに保存します。AI実行時に関連するノートだけを検索して使うため、ノート数が多くても使えます。

RAGの仕組み
📚
Vault
ノート群
⚙️
Embedding
意味を数値化
🗄️
ChromaDB
保存・管理
🔍
関連検索
必要な知識だけ取得
🤖
AI回答
精度の高い出力
✅ 向いている用途
  • ・ノート数が多い大容量Vault
  • ・長期間育てるVault
  • ・RAG(検索拡張生成)
  • ・AI担当者の知識基盤として運用
⚠️ 注意点
  • ・先にGatewayへの登録(同期)が必要
  • ・ノートを更新したら再同期が必要
  • ・Local AI Gatewayの起動が必要

③④ Claude / GPT 向け書き出し

🟣 Claude Skill出力(skill.md)

AgentとVaultの知識をClaude Code・Cursor向けのSkill形式に変換して書き出します。

こんな場合に使う
  • ✓ Claude ProjectsやClaude Codeに業務知識を持ち込みたい
  • ✓ Cursorでコーディングや文書作成に業務知識を活かしたい
💚 GPT Project出力(instructions.md / knowledge.md)

AgentをChatGPT Projects・Custom GPT向けの形式で書き出します。指示ファイルと知識ファイルに分けて出力します。

こんな場合に使う
  • ✓ ChatGPTを業務で使っていて、毎回同じ説明をしている
  • ✓ ChatGPT Projectsに業務知識をまとめたい
💡
instructions.md と knowledge.md の違い:instructions.md は「AIの動き方・役割・禁止事項」などの指示だけが入っています。knowledge.md は「参照する業務知識」だけが入っています。ChatGPTのProjectに両方アップロードすることで、指示と知識を分けて管理できます。

⑤ Prompt Builderの実行先の違い

🔄 「Ollama直接」vs「Local AI Gateway経由」

Prompt Builderの実行先によって、AIへの知識の渡し方が変わります。

比較項目 🦙 Ollama直接 🔗 Local AI Gateway経由
知識の渡し方 Vault本文をプロンプトに直接入れる ChromaDB検索で関連知識だけ取得
大量ノートへの対応 ❌ 不向き(トークン超過) ✅ 得意
事前準備 不要(すぐ使える) Gateway登録・同期が必要
オフライン利用 ✅ 可能 ✅ 可能(ローカル構成時)
推奨用途 小規模・試したいとき 本格運用・大量ノート
⚠️
重要:Local AI Gateway実行時は、Vault本文をプロンプトへ直接入れません。ChromaDBから質問に関連するノートだけを検索して取得します。そのためVaultが大きくなっても精度を保てます。ただしGatewayへの事前登録(同期)が必要です。

⑥ どれを使えばいいか迷ったら

1

「まず試したい」「すぐ使いたい」

Ollamaへプッシュ がおすすめです。ノートを数件書いてAgentを作り、プッシュするだけで専用AIが動きます。準備が最も少なく、すぐ体験できます。

2

「ノートをたくさん育てて本格的に使いたい」

AI Gatewayへ登録 がおすすめです。ノートが増えても関連する知識だけを検索して使えます。長期運用に向いています。

3

「Claude / Cursor で業務知識を使いたい」

Claude Skill出力(skill.md) がおすすめです。書き出したファイルをClaudeやCursorのプロジェクトに配置するだけで業務知識が使えます。

4

「ChatGPTで業務知識を使いたい」

GPT Project出力(instructions.md / knowledge.md) がおすすめです。ChatGPT ProjectsやCustom GPTに2つのファイルをアップロードするだけで使えます。

5

「AIでその場ですぐ実行したい」

Prompt Builder がおすすめです。AgentとVaultの知識をもとにプロンプトを自動生成し、その場でClaudeやChatGPTに実行させられます。

🔗
Local AI Gateway連携
Vaultの知識をローカルAI基盤に蓄積し、検索しながら回答させる
🔗 Local AI Gatewayとは

Local AI Gatewayは、Knowledge OSとローカルAI環境をつなぐ「中継役」です。単なるファイル書き出しとは違い、VaultのノートをChromaDB(知識データベース)に蓄積して、AIが検索して使える状態にします。

全体の流れ
🧠
Knowledge OS
🔗
AI Gateway
中継・整理
🗄️
ChromaDB
知識DB
🦙
Ollama
ローカルLLM
Gatewayの役割
  • ✓ Vaultの知識を検索できる形で登録する
  • ✓ AI担当者の設定を保存する
  • ✓ 質問に関連する知識を検索する
  • ✓ Ollamaへ質問・知識を渡す
  • ✓ 回答と参照した知識を返す
「AI用に書き出す」との違い
AI用に書き出す:Claude SkillやGPT Knowledge用のファイルを出力する
Gatewayへ登録:ローカルAI基盤のKnowledge DBへ蓄積する

📋 AI Gateway連携の全体像(3ステップ)

1

VaultをGatewayへ登録する(知識本文の登録)

Vault内のノートをEmbedding化してChromaDBに保存します。AIが「何について聞かれたか」に応じて関連するノートを検索できるようになります。

2

AI担当者をGatewayへ登録する(AI担当者設定の登録)

Agent Trainerで設定したAI担当者の役割・出力形式・使用モデルなどをGatewayに保存します。これによりGatewayがどのAI担当者として動くかを認識します。

3

Prompt BuilderでAI Gateway実行する(Knowledge参照あり)

Prompt Builderの実行方法で「AI Gateway実行」を選ぶと、ChromaDBから関連する知識を検索しながらOllamaが回答します。Vault本文はプロンプトに直接含めません。

⚠️
Vault登録とAgent登録は別々に必要です。Vaultを登録しても、AI担当者は自動で登録されません。それぞれ個別に登録してください。

📚 VaultをLocal AI Gatewayへ登録する

Vaultノート → Embedding → ChromaDB

Vault内のノートをLocal AI Gatewayへ登録すると、各ノートが意味ベクトル(Embedding)に変換され、ChromaDBにKnowledgeとして蓄積されます。

操作の流れ
AI活用メニュー → Knowledge登録 → 現在のVaultをGatewayへ登録

登録完了後、登録件数・最終登録日時・登録成功メッセージが表示されます。

⚠️ 注意点
  • ・Vaultを更新したら再登録が必要
  • ・登録しないとKnowledge検索できない
  • ・アーカイブ済み・空のノートは対象外
✅ 登録後にできること
  • ・AI Gateway実行時にKnowledge検索が有効になる
  • ・ノート数が多くても関連知識だけ取り出せる
  • ・Vault本文をプロンプトに直接入れなくてよい

🤖 AI担当者をLocal AI Gatewayへ登録する

Agent Trainer → Gatewayへ登録 → agents.jsonに保存

AI担当者の役割・System Prompt・使用モデル・検索件数などをGatewayへ登録します。

登録される情報
・AI担当者名
・system_prompt(役割・判断基準など)
・chat_model(使用するOllamaモデル名)
・collection(参照するVault名)
・n_results(検索件数)
・temperature(出力のランダム度)
・top_p(出力の多様性)
・filters(絞り込み条件)
💡
Vault登録 と Agent登録 の違い:
Vault登録 = 知識本文をChromaDBに入れる
Agent登録 = AI担当者の「動き方の設定」をGatewayに入れる
両方登録して初めてAI Gateway実行が正しく動きます。

🔢 n_resultsとは

検索で取り出すKnowledgeの件数を決める数値

n_resultsは、AI GatewayがChromaDBから「質問に近い知識」を何件取り出すかを決める設定値です。

用途別の目安
FAQ回答3件
相談整理5件
文書・報告作成5〜8件
文例・テンプレート検索8〜12件
⚠️ 注意点
  • ・多ければ良いわけではない
  • ・多すぎると関係ない知識が混ざる
  • ・回答の質が下がることもある
  • ・最初は5件で始めるのがおすすめ

▶️ Prompt BuilderでAI Gateway実行する

実行方法の比較

Prompt Builderの実行方法で「AI Gateway実行」を選ぶと、ChromaDBから関連知識を検索しながら回答します。

比較項目 🦙 Ollama直接実行 🔗 AI Gateway実行
Vault本文をプロンプトに含めるか ✅ 含める ❌ 含めない
ChromaDB検索 ❌ しない ✅ する
大量ノートへの対応 ❌ 不向き(トークン超過) ✅ 得意
事前準備 不要(すぐ使える) Vault・Agent登録が必要
向いている用途 小さなVault・テスト 本格運用・Knowledge参照
⚠️
重要:AI Gateway実行時は、Vault本文をプロンプトに直接含めないでください。Gateway側がChromaDBから関連Knowledgeを検索してOllamaへ渡すため、Prompt Builder側からVault本文を送ると同じ内容が二重に入ってしまいます。

🔄 Vault本文の重複を避ける考え方

❌ 悪い例(重複する)
Prompt Builderが Vault本文をプロンプトに入れる + AI GatewayもChromaDBから 同じVaultを検索する = 同じKnowledgeが二重に入る → 回答の質が下がる・トークン無駄遣い
✅ 正しい例(AI Gateway実行時)
Prompt Builderは 依頼内容・出力形式・指示だけ送る Vault本文は送らない ↓ GatewayがChromaDBから 必要なKnowledgeだけ検索する ↓ Ollamaへ渡す

📋 「参照したKnowledge」の見方

AI Gateway実行後に表示される参照情報

AI Gateway実行後、回答の下に「参照したKnowledge」が表示されます。AIがどのノートを根拠に回答したかを確認できます。

表示される情報
title — 参照したノートのタイトル
document_type — ノートの種類(知識メモ・FAQ・テンプレートなど)
source_app — 登録元のアプリ名
distance — 質問との関連度を示す参考値(小さいほど関連が高い)
content — 実際に参照したノートの本文
💡
distanceについて:「質問とどれだけ意味が近いか」を表す参考値です。0に近いほど関連が高い知識です。正確な数値より「参照したKnowledgeが適切かどうか」を確認する材料として使ってください。

🗺️ 推奨ワークフロー

1

Vaultに知識を整理する

業務知識・文例・FAQ・判断基準をVaultのノートとして書いておきます。

2

現在のVaultをGatewayへ登録する

「AI活用 → Knowledge登録」からVaultをChromaDBへ登録します。

3

Agent TrainerでAI担当者を作る

役割・判断基準・出力形式・使用モデルを設定します。

4

このAI担当者をGatewayへ登録する

Agent Trainerから「Gatewayへ登録」を実行します。

5

Prompt Builderで依頼内容を作る

実行方法を「AI Gateway実行」に設定します。

6

回答と参照Knowledgeを確認する

回答の下に表示された「参照したKnowledge」が適切かも確認します。

7

Vaultを更新したら再登録する

ノートを追加・修正したら、再度Gatewayへの登録が必要です。

❓ AI Gateway よくある質問

Vaultを登録したらAgentも登録されますか?
いいえ、別々に登録が必要です。Vault登録はKnowledge本文の登録、Agent登録はAI担当者設定の登録です。どちらも登録して初めてAI Gateway実行が正しく動きます。
Vaultを更新したらどうしますか?
再度「現在のVaultをGatewayへ登録」を実行してください。登録済みKnowledgeが古い場合、回答も古い情報に基づくことがあります。
AI Gateway実行前に何が必要ですか?
以下が必要です:①Local AI Gatewayが起動している、②ChromaDBが起動している、③Ollamaが起動している、④VaultがGatewayへ登録されている、⑤AI担当者がGatewayへ登録されている。
Ollama直接実行との違いは何ですか?
Ollama直接実行は、プロンプトにVault本文を直接含めます。AI Gateway実行は、ChromaDBから関連Knowledgeだけを検索して使います。ノート数が多い場合はAI Gateway実行の方が向いています。
どちらの実行方法を使えばいいですか?
少量の知識で試す場合はOllama直接実行が手軽です。本格運用・ノート数が多い場合はAI Gateway実行がおすすめです。

📖 用語集

Local AI Gateway:Knowledge OSとOllamaをつなぐ中継サーバー
Ollama:PC上でLLM(大規模言語モデル)をローカル動作させるツール
ChromaDB:Embeddingを保存・検索するローカルデータベース
Embedding:文章の意味を数値ベクトルに変換したデータ
Knowledge DB:ChromaDBに蓄積された業務知識の集合体
Agent設定:AI担当者の役割・モデル・検索件数などの設定
System Prompt:AIに最初に渡す「動き方の指示」
n_results:ChromaDBから取り出す関連知識の件数
used_knowledge:AI回答で実際に参照されたKnowledge
distance:質問と知識の関連度を示す参考値(小さいほど近い)

⚠️ 注意事項

⚠️
Local AI GatewayはローカルPC上で動くため、PCが起動している必要があります。ChromaDBやOllamaが停止していると実行できません。
⚠️
個人情報を含むVaultを扱う場合は、外部AIへ送信しない設定になっているか確認してください。ローカル環境(Ollama)を使う場合は情報が外部に出ません。
⚠️
AI Gateway実行の回答はたたき台です。法律・税務・登記判断など専門的な判断が必要な場合は、必ず人間が確認してください。
⚠️
登録済みKnowledgeが古い場合、回答も古い情報に基づくことがあります。Vaultを更新したら再登録してください。
7
AI用に書き出す
VaultのAgent設定を各AIフォーマットで出力する
📤 AI用に書き出すとは

Knowledge OSで育てたAI担当者の設定・参照知識を、Claude・ChatGPTなど各AIツールで使える形式に変換して書き出す機能です。エクスポート/インポート画面の「AI用に書き出す」ボタンから利用できます。

対応する書き出し形式

1

Claude Skill形式(skill.md)

Claude Code・Cursorで使えるSKILL.md形式で書き出します。AI担当者の役割・判断基準・ワークフロー・ガードレール・参照知識が含まれます。

💡
Cursorのプロジェクトに配置するか、Claude Codeのスキルとして登録することで、コーディング・文書作成作業に業務知識を活かせます。
2

ChatGPT Project Instructions形式(instructions.md)

ChatGPT ProjectのInstructionsに貼り付けて使う形式です。役割・判断基準・出力形式・禁止事項など「指示」だけが含まれます。知識ファイルとは分離されています。

💡
ChatGPTのProjectを開き → Project Instructions に貼り付けるだけで、業務知識を持ったProjectが作れます。
3

ChatGPT Knowledge Markdown形式(knowledge.md)

ChatGPT ProjectのKnowledgeにアップロードして使う形式です。VaultのノートがMarkdown形式にまとめられます。instructions.mdとは別ファイルです。

💡
ChatGPT ProjectのFilesにknowledge.mdをアップロードすることで、AIが参照する知識として使えます。

使い方

1

エクスポート/インポート画面を開く

左メニューの「エクスポート/インポート」を選択します。

2

「AI用に書き出す」ボタンを押す

ダイアログが開きます。

3

書き出すAgentと形式を選ぶ

Agentを選択し、出力形式をチェックボックスで選びます。複数選択するとZIPでまとめてダウンロードされます。

4

「書き出す」を押してダウンロード

1形式の場合は単体ファイル、複数選択の場合はZIPファイルとしてダウンロードされます。

📋 出力されるファイル名
Claude Skill形式
[Agent名]-skill.md
ChatGPT Instructions形式
[Agent名]-instructions.md
ChatGPT Knowledge形式
[Agent名]-knowledge.md
⚠️
書き出したファイルには、Vaultのノート内容が含まれます。個人情報・機密情報が含まれていないか確認してから外部ツールにアップロードしてください。
7
設定
APIキー・送信方式・Ollama接続の設定
1

送信方式を選ぶ

Claude / ChatGPT / Ollama / コピーして手動送信 から選択します。

2

APIキーを入力する(Claude・ChatGPT)

Anthropic Console(Claude)またはOpenAI Platform(ChatGPT)でAPIキーを発行して入力します。APIキーはお使いのブラウザにのみ保存されます。

⚠️
APIキーは第三者と共有しないでください。利用に応じて費用が発生します。
3

Ollama URLとモデル名を入力する(Ollama)

OllamaサーバーのURLとモデル名を入力します。社内サーバーを使う場合は http://サーバーIP:11434 を入力します。

4

接続テストをする

「接続テスト」ボタンで接続を確認します。「✅ 接続できました」が表示されれば設定完了です。

8
サンプルデータ
業種別のサンプルをダウンロードしてすぐに始める
📁 サンプルデータの使い方

業種別のサンプルデータをダウンロードしてVaultに読み込むと、AI担当者・プロンプトが最初から設定された状態で使い始められます。

読み込み手順

1

JSONファイルをダウンロードする

下の一覧から使いたい業種のJSONをダウンロードします。

2

Knowledge OSのメニューを開く

画面右上の「メニュー」→「読み込み」→「Vaultを読み込む」を選択します。

3

JSONファイルを選択する

ダウンロードしたJSONファイルを選択して読み込みます。これだけで完了です。

対応業種一覧

⚖️ 不動産仲介

審査リスク分析・ヒアリング整理

⬇ ダウンロード
📊 確定申告

書類リスト・費用概算・スケジュール

⬇ ダウンロード
👷 社会保険労務士

労務相談・法的論点整理

⬇ v1 ⬇ v2
🏢 司法書士(商業登記)

会社設立・役員変更・費用概算

⬇ ダウンロード
📋 行政書士

在留資格・建設業許可申請

⬇ ダウンロード
🏥 整骨院・接骨院

問診整理・保険適用判断補助

⬇ ダウンロード
🦷 歯科医院

治療選択肢・費用説明

⬇ ダウンロード
🛡️ 保険代理店

ヒアリング整理・提案方針

⬇ ダウンロード
✂️ 美容サロン

カウンセリング・施術提案

⬇ ダウンロード
📚 学習塾

面談整理・提案コース

⬇ ダウンロード
🛒 ECショップ

問い合わせ対応・返信メール

⬇ ダウンロード
🔨 建設・リフォーム

現地調査整理・概算費用

⬇ ダウンロード
自分の業種がない場合は、一番近い業種のサンプルを読み込んで、Vaultのメモを書き換えるところから始めてください。構造はどの業種も共通です。
9
よくある質問
FAQ
「ノートとして保存」で保存分類を選べますか?
はい。「ノートとして保存」ボタンを押すと、事例・FAQ候補・業務マニュアル候補・顧客対応テンプレート・注意点・リスク・プロンプト改善材料の6種類から保存分類を選べます。選んだ分類はノートの大きな分類(カテゴリ)として設定されます。Prompt BuilderとAI実行テスト画面の両方で使えます。
AI担当者がどのノートを参照しているか確認できますか?
はい。Prompt Builderの「選択中のAgent」パネルに、参照しているノートのタイトル一覧・判断基準・人間が確認すべき場面が表示されます。また、Agent Trainerのカードにも参照ノート数・判断基準の件数・人間確認ポイント数が表示されます。
Knowledge OSで作ったAI担当者をChatGPTやClaudeで使えますか?
はい。エクスポート/インポート画面の「AI用に書き出す」ボタンから、Claude Skill形式・ChatGPT Project Instructions形式・ChatGPT Knowledge Markdown形式で書き出せます。それぞれのAIツールに読み込むことで、Knowledge OSで育てた業務知識をそのまま活用できます。
データはどこに保存されますか?
お使いの端末のブラウザ内(IndexedDB)にのみ保存されます。外部サーバーには送信されません。ただし、AIで実行する場合(Claude・ChatGPT)は入力内容がAPIを通じて外部に送信されます。機密情報を扱う場合はOllamaをご利用ください。
別のPCやスマホでも使えますか?
データはブラウザ内に保存されるため、別端末では使えません。別端末に移行する場合は「メニュー → 書き出し → Vaultを書き出す」でJSONをエクスポートし、移行先で「読み込み → Vaultを読み込む」で読み込んでください。
APIキーはどこで取得できますか?
Claude用:https://console.anthropic.com/ でアカウントを作成してAPIキーを発行してください。ChatGPT用:https://platform.openai.com/api-keys で発行できます。どちらも利用量に応じて費用が発生します。
Vaultのメモはどのくらい入れればいいですか?
最低6〜8本のメモがあればAI担当者が機能し始めます。事務所情報・業務フロー・顧客対応ルール・FAQ・テンプレートの5種類を揃えることから始めるのがおすすめです。メモが多いほど出力の質が上がります。
AIの出力が期待と違う場合はどうすればいいですか?
Vaultのメモを見直してください。特に「判断基準」「禁止事項」「出力ルール」が明確に書かれているかを確認します。また、Agent Trainerの設定を具体的にすることで出力の質が改善されます。
Ollamaのセットアップは難しいですか?
Ollamaのインストール自体は簡単です(公式サイトからダウンロードするだけ)。社内の複数PCで共有する場合はサーバー設定(OLLAMA_HOST・OLLAMA_ORIGINS)とOpen WebUIのDockerセットアップが必要で、IT知識がある方向けです。
「Ollamaにプッシュ」後にVaultを更新した場合は?
再度「🦙 Ollamaにプッシュ」ボタンを押すことで最新のVault内容がモデルに反映されます。既存のモデルは上書きされます。
OllamaサーバーとOpen WebUIのセットアップが必要です。社内サーバー(RAM 16GB以上推奨)にOllamaをインストールし、OLLAMA_HOST=0.0.0.0・OLLAMA_ORIGINS=* を設定することで社内の全PCからブラウザ経由で使えるようになります。
複数人で同じVaultを使えますか?
現在のバージョンではVaultは個人のブラウザに保存されます。チームで同じVaultを使うには、管理者がVaultをエクスポートして各メンバーに配布し、読み込んでもらう方法が現実的です。